退職に失敗。どうしよう…
昨年末、一度は教員を辞めることを決意しましたが、退職後の道が見つからず、断念。
「これからどうしようか」と悩んでいたときに、喜多川泰の講演会が開催されることを知りました。
自分の悩みを解決するきっかけになればと思い、参加しました。
その講演会で喜多川さんがおっしゃったのは「本を読め、より良く生きるために」ということでした。
このメッセージに従い、喜多川さんの本を読みはじめました。
喜多川作品をとおして人の役に立つのが仕事であると学びました。
仕事とは?
喜多川作品での学びを教員の仕事に当てはめてみると、人の役に立っている気がまったくしませんでした。
「人の役に立っていない自分は何をしていることになるんだ?」
「仕事ってなんなんだ?」
という疑問が浮かんできました。
この疑問を解決するために読んだのは『なぜ僕らは働くのか』。
各章のはじめにその章で扱うテーマをマンガで読み、その後に各テーマを図解で解説するという構成になっているので読みやすいです。
この本で学んだことは「仕事について考えることの大切さ」です。
特に仕事が人生の「時間」「場所」「気持ち」の3つを占めるという考え方が印象に残りました。
仕事についてより深く学びたいと思い、本書の参考文献で興味がわいた本を読むことにしました。
次に読んだのは『働き方の哲学』。
仕事や働くことをさまざまな視点で見ることで、それらについての考えを深められる1冊です。
この本での学びは「業務の求める能力・内容と自分の能力・経験の整合性」です。
仕事に感じる違和感は、その仕事に求められる能力や経験、指向性が自分のそれと合わないことで発生することがわかりました。
これにより、自分が教員を辞めたいと思っている理由が明確になりました。
ストレングスファインダーや『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』で把握した自分の指向性と教員の仕事が合っていないと考えました。
では自分の指向性にあった仕事は何なのか?
この疑問を解決するためには行動するしかないと考え、以下のことを実行しました。
- キャリアカウンセリング
- ハローワークで職探し
- 転職サイトで職探し
- 会社説明会へ参加
- インターンシップへ参加
- 現場見学会へ参加
- 採用面接を受ける
これらを通して自分の特性にあうと思える仕事を見つけられました。
家庭菜園はじめました
インターンシップで出会った方が半農半林を目指しているというお話を聞き、農業に興味をもちました。
できることからやってみようということで、家庭菜園を始めることにしました。
まず読んだのが『失敗しらず! 毎日楽しい! プランターで始める野菜づくり』。
著者のNHKの番組を見ていたこともあり手に取りました。
プランターで簡単にできるので、これから家庭菜園を始めようと考えている人にはおすすめです。
プランター栽培に慣れてきたところで、実家の畑をかりての栽培も始めました。
カブ、水菜、ほうれん草、ネギ、白菜を育てて、収穫することができました。
自分の暮らしを自分の力で成り立たせるために
家庭菜園をしていて思い出したのが『人新生の資本論』にある次の一節。
土地を追われた人々は生産手段を失い、自分の労働力を売ることで貨幣を獲得し、市場で生活手段を購買しなければならなくなった
この文をきっかけに生産手段を持てるようになりたいと思いはじめました。
田んぼでお米を作る、畑で野菜を作る、狩猟で肉を獲る。
電気や火といったエネルギーを自給する。
こういったことがどこまで自分でできるかを試してみたいと思いました。
そこで以下の本を読みました。
これらの本を参考に、来年は自分の暮らしを自分で成り立たせる手段を一つでも多く身につけられる1年にしたいです。
コメント