現場見学に行ってみた

前回は教員を辞めてた後のことについて考えた過程を書きました。

転職する業界を決めた後は、その業界の実際を知るために現場見学に行きました。

今回の記事では、現場見学を通して考えたことを書きます。

現場見学に行く

いろいろあって興味をもった林業と農業。

実際はどのようなものかと確認するために行動したことを書きます。

農業

農業では以下のことを経験しました。

  • 就農相談1回
  • 現場見学1社
  • 採用選考1社

農業ではまず就農相談に行きました。

自分は雇用就農を考えていたので、求人情報の入手方法を聞ければと思っていました。

就農相談でわかったことは、

  • 雇用するのは大規模農家である場合が多いこと
  • 小規模農家は繁忙期のアルバイトの募集が主であること

です。

人を雇用できるということはそれだけ売上があるから

→売上があるということは商品になる農作物をたくさん作っているから

ということです。

 

現場見学と採用選考を受けた会社はいずれも大規模農家でした。

現場を見せていただいて、これは自分がやりたい農業ではないと感じました。

理由は自分は人の手で行う農業をやりたいと思っていたからです。

以上のことから農業を転職の候補から外すことにしました。

林業

林業について知るために以下のことをやりました。

  • 林業に転職した知人に連絡
  • 合同企業説明会に参加
  • インターンシップに参加
  • 会社見学

 

まず林業に転職した知人に連絡し、林業について疑問に思ったことを聞きました。

転職した理由、給料、仕事内容などなど。

たくさんの話を聞かせてもらい、林業で働くとはどういうことかをイメージすることができました。

また自分が本当に転職したいか、頭の中を整理することもできました。

 

合同企業説明会では各事業体がどのような仕事をしているのか、1日のスケジュールはどうなっているのかなどを聞きました。

事業体ごとに仕事内容が異なること、木を切るだけが林業の仕事ではないことを知ることができました。

 

インターンシップはある事業体に3日間おじゃましました。

インターンシップといっても私は作業できないので、現場に行って見学させてもらう形式でした。

山で木を切る作業や、工事現場の支障木を切る作業、重機で作業道をつくる作業などさまざまな仕事を見せていただきました。

仕事の合間には現職の方からたくさんお話をうかがうことができました。

林業の良いところ、大変なところの両面を知ることができました。

 

会社見学はインターンシップと同様に、現場に連れて行っていただいて、作業を見学させていただきました。

インターンシップでうかがった事業体とは仕事のやり方が異なる事業体でした。

同じ林業でも事業体ごとに違いがあることを知れた貴重な機会でした。

林業がやりたいと思った

農業と林業の現場見学をして、自分は林業をやりたいと思いました。

その理由は以下の2点です。

  • 職人的な働き方にやりがいを感じた
  • 山の環境に魅力を感じた

職人的な働き方にやりがいを感じた

林業といえば「木を伐る」ことを思い浮かべると思います。

木を伐る作業を伐木といいます。

伐木には定石があるのですが、いつもその通りやっていればいいわけではありません。

枝のつき方や伐る木の周囲の状況に合わせて作業しなければいけません。

定石はあるがマニュアル化できない仕事なのです。

このような仕事は技術を磨き続ける必要があります。そこにやりがいを感じました。

山の環境に魅力を感じた

現場に行って感じたのはとても静かだということです。

車などの人工的な音がほとんどしません。

しかし決して無音ではありません。

風や川、虫の音が聞こえる、とても心地よい場所でした。

まとめ

今回の記事では、転職先の候補となった農業と林業の現場見学について書きました。

現場見学をして感じたのは、現場を自分の目で見ることの大切さです。

ネットや書籍などでいくらでも情報収集できますが、そこで得た知識が実際の現場とギャップがないかを確かめる必要があります。

また自分に向いているか向いていないかは体験してみなければわかりません。

現場見学に行く前は、通勤距離が短く、給料のいい農業をやろうと思っていましたが、現場を見て林業の方がいいと思いました。

転職を検討している方には、会社見学やインターンシップなどができるのであればぜひ参加していただきたいです。

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