この記事では、今井孝著「起業1年目の教科書」をご紹介します。
「中田敦彦のYouTube大学」で著者のことを知ったのがきっかけで読んだ本です。
次のような方におすすめの本です。
「自分にも起業ってできるの?」
「商品、セールス、マーケティングの考え方がわかった!」
自分も起業することができる
著者は、多くの人が起業について以下のような勘違いをしている、と述べています。
起業とはハードルの高い大きなチャレンジだ
起業には大きなチャレンジは必要ありません。
必要なのは、
「大きな目標を立てること」と、それを実現する「細かな階段をつくること」
です。
そして、ありきたりのアイデアでいいから、とにかく始めることが重要です。
始めることで、試行錯誤できるようになります。それを繰り返すうちに独自のやり方が見つかり、他者との差別化もされていきます。
起業するためには、目標を立て、そこに向けて小さく1歩踏み出せばいいのです。
起業に必要なものについての考え方
ビジネスプランについて
ビジネスプランについても、目標を決めてやり始めることが重要です。
目標を決めれば、行動を起こすことができます。行動して、目標が違うと思えば変更すれば良いのです。
最初から自分にぴったりの目標は見つけられません。
「目標を決める→行動する→違っていたら目標を変える」を繰り返すことが、真の目標を設定するのに最も効率がよい方法です。
商品について
商品をつくってから売るのではなく、売ってから商品をつくるのが正しい商品開発の進め方です。
その理由は、商品はお客様のためのものであるからです。
お客様に意見をもらいながら商品をつくっていくことで、本当に求められている商品をつくることができます。
商品が未完成でも、起業することができます。
価格設定について
「これは手に入れる価値がある!」と感じてもらえたら、いくら高くても商品は売れる。
と著者は述べています。
また、
価格を設定し、商品を磨き、価値を伝える工夫をすれば、最後にはビジネスはうまくいく
とも述べています。
マーケティング、セールスについて
マーケティングとセールスをそれぞれ以下のように捉えます。
マーケティング=自分の商品を求めている人と出会う努力
セールス=応援される力。自分の「世界観」を売ること。
マーケティングやセールスと聞くと、難しく大変なイメージがありますが、上のように捉えれば自分にもできそうだと思えます。
自分の世界観に共感してくれる人や自分の商品を求める人と出会う努力をし、その人に応援してもらえるように商品の価値を一生懸命に伝える。
これがマーケティングとセールスに求められることです。
その他の学び
本書のあとがきに次のような記述があります。
ビジネスというのは、ある意味では自分を大好きになるためのプロセス・・・自分を成長させるためのプロセス」
本書を読むと、起業すれば自分を成長させることができるという期待感が高まります。
ものごとを前向きに捉え、挑戦を促してくれる言葉がいくつも書かれているからです。
「本当に無駄なのは、成果が出なかったことに使った時間ではなく、何もしなかった時間」
「失敗が怖いからこそたくさんチャレンジする」
「社会に貢献しながら、自分や家族も満たせるような目標が最高」
人に喜んでもらえて、自分の成長につながるならば、ぜひ起業してみたいと思いました。
まとめ:起業に関する誤解を解けば、自分も起業できる
この記事では、今井孝著「起業1年目の教科書」をご紹介しました。
起業は大きなチャレンジだと多くの人が誤解しています。
この本を読めば、その誤解が解け、起業に挑戦する気持ちが湧いてきます。
起業に対する考え方が一変する1冊です。
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