この1冊から始まった 喜多川泰 著「運転者」

仕事が辛くてうつ病になった経験があります。

その時に同僚に紹介された本で、自分は変わることができました。

喜多川泰 著「運転者」をご紹介します。

「これ読んだ方がいいよ」とすすめられたのがきっかけ

うつ病を発症した頃は、頼まれた仕事は必ず引き受けていました。
他の人よりも多くの仕事をしていたと思います。

自分が取り組む仕事の数が増えると、自分にはどうすることもできないところで問題が起こり、その影響が自分に及ぶことが頻繁に起こりました。仕事の量が増え、やってもやっても仕事が終わりませんでした。

そんな時に思わず口をついて出たのが「なんで自分ばっかりこんな目にあうんだよ」です。

それを聞いた同僚に「これ読んだ方がいいよ」とすすめられたのが、「運転者」です。

運は「使う」「貯める」で表現するもの。

「運転者」を読んで、運とプラス思考の捉え方が変わりました。

運は「いい」か「悪い」で表現するものじゃないんですよ。「使う」「貯める」で表現するものなんです。だから先に「貯める」があって、ある程度貯まったら「使う」ができる。

努力をしてすぐに結果が出たり、何かいいことが起こったりする人は、貯めた運を小出しに使っているだけで、他の人より取り立てて運がいいわけではないですよ。同じだけ努力したのに結果が出なかった人は、その分、運を貯めたんです。
運を「いい」「悪い」で表現すると、「あいつはいいよな」と他人をひがんでしまいます。
「使う」「貯める」で表現すると、「自分にはまだ運が貯まっていなかった、結果は出なかったけど運が貯まった」と考えることができます。

プラス思考

(プラス思考とは)
これから起こることに対してではなく、起こったことに対してプラスに考える
本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えるってことでしょう

プラス思考とは未来についてのポジティブな思考だと思っていました。神経質傾向が強い私には難しいことでした。

「起こったことに対してプラスに考える」と捉えると、ポジティブにならなければいけないと思う必要がなくなりました。

自分は変われる

「運転者」を読み終わって、喜多川泰さんの他の著書を3冊読みました。

喜多川さんの著書をとおして、自分自身のことを考えるようになりました。
それまでは、他人にどう評価されるかを考えていました。

この考え方の変化をきっかけに、他のことでも「自分は変われる」と感じました。
今ブログを書いているのも、「自分は変われる、だからやってみよう」と思って行動した結果です。

自分を変える最初の一歩に読むべき本です。

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