この記事では、天田幸宏著「個人事業主1年目の強化書」をご紹介します。
◯ 自分の肩書きをつくる
◯ 付加価値をつける
◯ ビジョン型の自己紹介
◯ 情報発信は仕組み化が大事
◯ ビジョントークの達人になる
仕事の獲得方法
本書では、仕事の獲得方法が2つあげられています。
- 発注元から請け負うタイプ
- 自ら顧客を創造する独立タイプ
著者が薦めるのは、
請負仕事でベースをつくりつつ、少しずつ独自の領域を模索していく
方法です。
そして、独自の領域を探っていく際の注意点として、
顧客から見て違いがわかること
をあげています。
顧客はその道のプロではありません。
顧客に違いを理解してもらわなければ商品を買ってもらえません。
また、独自化は
小さなニーズを巧みにとらえて、新たな市場を創り出すこと
で成し遂げることができます。
自分の肩書きをつくる
個人事業主になると、会社員時代はあった、社名や役職といった看板はありません。
よって、
「自分が何者で、誰の、どんな課題を解決」できるか
という肩書きが必要になります。
本書では、特徴のある肩書きのつくり方が紹介されています。
「強み」をベースに、「対象者」を絞り込み、「提供価値」をもとに考える。
自分の強みを誰に提供するか、それによってどのような価値を提供できるかを明確にできれば、自分を売り込むことができます。
付加価値をつける
情報が溢れている現在は、機能や料金で差別化するのは難しいと言われています。
そこで必要になるのが、付加価値をつけることです。
自分の商品の付加価値を言葉にするには、
「なぜ、私が今、あなたから購入しなければならないのか」という顧客の問いに答える
と著者は述べています。そして、
「強み」は、他者との違いが明確になる「付加価値」となることによって「選ばれる理由」にまで昇華される
と説明しています。
自分の商品に付加価値をつけることでお客さまに選ばれる商品になります。
その他の学び
人生そのものを楽しんでいる個人事業主
本書の冒頭に、「個人事業主」として活躍し魅力あるれる方々の共通点が7つあげられています。
その一つに、
仕事とプライベートの垣根がなく、人生そのものを楽しんでいる
というものがありました。
これは自分が目指したい状態なので、とても印象に残りました。
1日の1/3を占める仕事もプライベート同様に充実させることができれば、人生がもっと楽しくなるのではないかと思っています。
ビジョン型の自己紹介
自己紹介には「過去回想型」と「ビジョン型」がある、と著者は述べています。
将来の夢や希望を盛り込む「ビジョン型」の自己紹介の方が相手の反応が良いそうです。
自分も「ビジョン型」の自己紹介を取り入れてみようと思いました。
情報発信は仕組み化が大事
情報発信を成功させる秘訣は、「一貫性、意図的、継続的」です。
単発で気まぐれな情報発信は意味がありません。
ビジョントークの達人になる
ビジョントークとは、顧客の「言葉にできない願望」や「未来予想図」を引き出すためのスキルです。
例えば、「日々の生活で、どんなことに幸せを感じますか」「将来、どんなことを実現したいですか」などがあります。
ビジョントークによって、相手の状況を丁寧にヒアリングできます。
まとめ
この記事では、天田幸宏著「個人事業主1年目の強化書」をご紹介しました。
本書は、個人事業主としての自分を確立するための本です。
仕事の獲得方法などの具体的な内容も書かれていますが、自分がどのような個人事業主になるかを整理できる1冊になっています。
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