今と自分に時間を使っているか?
本書を読むと、自分が今と自分自身に時間を使っていないことに気づかされます。
私たちは過去の出来事を思い出して後悔し、未来を想像して不安になることが多々あります。
また他人のことをうらやましがったり、他人の反応を気にしたりして、自分のことを後回しにしがちです。
このように私たちは過去、未来、他人のことばかり考えて、現在や自分自身のことを考える時間をもてなくなっています。
今と自分を大切すると幸せに生きられる
本書は現在と自分に焦点を当てることの大切さを説いています。
現在と自分に焦点を当てることで、自尊心を高めることできます。
自尊心が高まることでセルフ・イメージが変化し、
人間的に大きく成長し、はるかに幸せな自分に変身
できると筆者は述べています。
過去、未来、他人に対する考え方
過去の出来事に対する後悔、未来の出来事に対する不安、他人の視線。
これらに対してどのように考えればいいのかをご紹介します。
過去の出来事に対する後悔
結果的にそう(最善の決定)ではなかったかもしれないが、そのときはそのように思えたのだから自分を許そう
※括弧内は追記
「あのとき〇〇しておけばよかった」としばしば考えます。
でもあのときは〇〇だと思ったのだから、そう思った自分を責める必要はありません。
自分を責めたところで過去は変えられません。
未来に対する不安
私は現時点でのベストを尽くしている。
未来の不安に対して、「今の自分にもっと〇〇があれば」「〇〇ができればいいんだけどな」と考えがちです。
でも今の自分にできる最大限のことをやるしかありません。
未来に対する不安をゼロにすることはできません。
他人と違うことへの不安
いい・悪いの問題ではなく事実である
「他の人はできるのに自分はできない」「自分っておかしいのかな」
人と違うことは不安に感じます。
しかし筆者が述べるように、違いとはいい、悪いの問題ではありません。
自分と他人は違っている。ただそれだけです。
その違いがいいとか悪いとかを決めているのは周りの環境だと考えます。
今いる環境において、優れているものとそうでないものがあるだけで、そうではない自分がダメだということではないのです。
他人の反応が気になる
自分の言動に他人が気を悪くする力があるなら、周囲の人全員が気を悪くしなければならないはずだが、そんなことにはならない。
自分の感情は自分の責任。他人の感情は他人の責任。
「自分がしたことで他人を怒らせてしまったかな」と考えてしまうことがあります。
しかし筆者が述べるように、自分の行動がすべての人を不快にさせていることなんてありません。
その人にとっては不快に感じたというだけのこと。
期待していたものと違ったからなど、不快になる原因がその人にあったと考えましょう。
人を不快にさせたからといって、自分を責める必要はありません。
まとめ:今と自分を大切にすることで幸せになれる!
今と自分に焦点を当てて生きることで、今よりももっと幸せを感じることができるようになります。
私たちは過去への後悔や未来への不安に時間を使い過ぎています。
また他人のことを気にしすぎるあまり、自分自身のことを考える時間を取れていません。
それによって、幸福感を感じられなくなっています。
今と自分のことを考える時間を確保することで、後悔や不安が小さくなります。
そして既にあるものに幸せを感じることができるようになります。
そのような考え方を知ることができる1冊です。
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