プレー強度が高まらずに悩む指導者は多いと思います。
うまく改善できずに精神論を語ってしまってはいませんか?
この記事ではプレー強度を高めるために改善すべきポイントをご紹介します。
強度を高めたいならタイミングを改善すべき
練習や試合の強度を高めたいときに改善するのはタイミングです。
プレーのタイミングを早くすることによってプレー強度を高めることができます。
多くの指導者は強度を高めるために局面の切替の回数やコンタクトの強さを求めます。
そのため奪ったボールを前線に素早く送る、1vs1で相手に強く当たるプレーが多くなり、ガチャガチャした練習(試合)になります。
ガチャガチャした練習(試合)は選手の運動量が多く、激しさがあり強度の高いプレーに見えます。
しかしそのプレーは一瞬でぶつ切りのため練習(試合)を通しての強度は高くありません。
練習(試合)全体が高強度であるためには選手が最適なタイミングでプレーできるようにする必要があります。
強度が低く感じられる原因
強度が低く感じられる原因はテンポが悪いからです。
一つひとつのプレーを開始するタイミングが遅いのです。
タイミングが遅いためにボールを持ちすぎたり、アプローチが遅くなったりすることでユルいプレーになります。
「ユルい、タルんだプレーをしてる(怒)→プレー強度を高めなければ!」
となるわけです。
強度を高めたいときに改善すべきタイミング例
どんなタイミングを改善すれば強度が高まるのか例を紹介します。
最もわかりやすいのが守備時のアプローチを開始するタイミングです。
強度が低いチームの選手は自分がマークしている選手にパスが出たのを見てからアプローチを開始します。
パスが出された!→寄せなきゃ!→アプローチ→1vs1
となります。
これではインターセプトは絶対できませんし、寄せても相手にプレッシャーをかけられていないでしょう。
強度を高めるためにはアプローチをパスが出されると思った瞬間に開始するようにします。
ボール状況から自分がマークしている選手にパスが出されると予想ができたら、ジリジリと相手選手との距離を詰め、パスの出し手がキックモーションに入った瞬間にアプローチを開始します。
そしてこのアプローチに走るスピードがつき、相手とコンタクトする際にはタックルの強さが加わればより高い強度のプレーになります。
強度を高めるにはタイミングを改善する必要がある
プレー強度を高めるためにはプレーを開始するタイミングを早くする必要があります。
プレーを開始するタイミングが早くなると、テンポが良くなり、連動性が出ます。
すると練習(試合)を通して高強度のプレーが維持されるようになります。
強度を高めるときの間違ったやり方はコートを狭くしたり、選手にキック&ラッシュをさせたりすることです。
これらの方法ではプレーは激しくなりますが、そのプレーはぶつ切りで継続性のないものになってしまいます。
最適なタイミングでプレーし続けることで、高強度のプレーに継続性をもたせることが大切です。
選手のタイミングを改善して高強度の練習(試合)を行いましょう。
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